子ども主体の保育

私たちは、子どもの「したい!」「やりたい!」(主体性)を第一に考えています。そのため、クラス全員を集めて同じことをさせる保育は行っておりません。子どもたちは、自分でやりたい遊びを選びます。同じクラスであっても、園庭で思い切り身体を動かして遊ぶ子、室内のコーナーで絵を描いたり、創作活動に没頭する子、それぞれが自分のやりたい活動をします。中には自分で遊びが見つけられない子もいますが、季節や発達段階に応じて、子どもたちが興味を示し、遊びこめるような環境を整え、一人ひとりの主体性・自発性を引き出せるよう努めています。遊びの環境づくりによって、子どもたちが遊びを広めたり、深めたりすることを大切にしたい。自分で考えて行動できる人を育てたいと考えています。「自らの足で立ち、自ら人生を切り拓く力」を身に着けることがこれからの未来を生きる子どもたちには求められています。だからこそ、先生主体のカリキュラム通りに進める保育ではなく、子ども主体の保育を私たちは推奨、実践しています。

遊びが中心の保育

風と緑では、ワークブックを使って文字を教えたり、みんなで一斉にひなまつりの絵を描いたりすることはありません。その日何をするか、どんな遊具でどう遊ぶかは、一人ひとりの自主性を尊重しています。郵便屋さん遊びをする中で、お友だちに手紙を書こうとしたとき、行事の看板を自分たちで制作しようとしたとき、子どもたちは自然に文字を学ぼうとします。先回りはせず、子どもの意欲を引き出し、必要な時にサポートするよう努めています。遊びを通してさまざまなことを学んでいく子どもたち。夢中になっている子どもの遊びを妨げないよう、声かけは最小限に。そばで見守るように心がけています。

「泥んこ」のチカラ

さくらこども園のこどもたちは泥んこあそびが大好き。
「泥だらけになっていいよ」。「どれだけ汚しても大丈夫だよ」。
先生たちは、みんなにいつもそう話しています。
泥だんごをいくつもつくったり、おままごとをしたり、
時には絵の具のようにして、大きな絵を描いてみたり。
泥んこ遊びのやりかたはいつも無限大!
自分たちで考えて工夫してあそび、創造する力を育てていきます。

はだし主義

こどもたちは1年中、ほとんどはだしで過ごします。
室内はもちろん、園庭も思い切りはだしでかけまわります。
「はだし保育」は五感の発達に大きな影響を与えると言われています。冷たさ、熱さ、凸凹など、足裏にさまざまな刺激が加わることで、足の機能がはぐくまれるため。
また、はだしに加えて、なるべく薄着でいることも大事にしています。
丈夫な体になること、感受性の豊かな大人になってほしいこと。
ずっと変わらない園の願いです。